⭐魂は求め合っても心が邪魔をしていた
 
もう後戻りしないと決めた瞬間
 

ラインでのやり取りが始まり、
 
 
二人もどかしさを感じ始めた、
 
 
やがて、
 
 
二人で飲み会をしようって約束をすることになり
 
 
その運命の日に向かって、二人は動き出した
 
 
きっと最高で、最後の出会いの予感
 
それにふさわしい二人の飲み会にしないといけない、
飲み会という名のデート

片想いなのかもしれないのに、
そんなことを微塵も感じなかった
心が、くだらない、小さなことで悩むすきすら
 
 
魂は与えなかった
そして運命の日を迎えた
これまでに二人の間にあった、いろんな障害を振り切り
やっとここまでやって来れた
二人の中にいるほんとの二人が
心を飛び越えて直接話をする時がやってきた

後戻りできない気持ちでnaoと向き合おう
夜景の見える、横並びのソファのあるお店を予約
生半可な気持ちではないことを示すため、気持ちを込めたプレゼントも持ち、待ちあわせの場所へ
少しづつ気持ちを語り始めた
ここに来るまでに二人の魂は結び合うことを決意しているのに、
それをどうやって、心を使って理解し合うかという難題に取り組んだ
二人とも、家庭がある、守るべきものがある、だけど気持ちには嘘をつけない、
お互い同じスタンスで向かい合うことで、付き合ってみようとすることを決めた
そして、お店を出る時が来た
ちょうど街はイルミネーションが溢れていて、それに引き寄せられるように運命の場所に向かった
二人歩いていくうち、naoがhisaの手を握った
手と手が触れ合った瞬間、これまで感じたことのない衝撃が走った
この人は、初めての人
自分にとって初めて現れた人
こんな人がいるなんて
自分の手はいつも冷たい手だと思ってた
誰よりも冷たい手
自分が暖めてあげれる手に初めて出会った
暖めてあげれる手、もう離したくない

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