奇跡のめぐり逢いを果たせたお二人さんへ あなた達だけじゃないんだ
ここにもいるんだよ。
そして、きっとあちこちにもいるんだよ。
同じような二人が。
自分たちの正しさを求めると、不幸になってしまう人がいるとわかってしまった二人。
誰一人不幸にはしたいなんて思っていない。
しかも、それが自分の幸せのためにもたらされる不幸。
誰にも言えない悩みの一つだよね。
たくさんある、二人だけの秘密の一つ。
解決する方法は、誰かを不幸にすること?
それは違うとわかっている二人。
なぜなら、二人には使命があるから。
誰も不幸にはしない。
そんな消極的なもんじゃない。
みんなを幸せにする。
みんなを幸せにするために。どうすればいいんだろう。
二人が出会ったこと、二人のことを正当化できるのは、今のところ二人にしかできないから、何もかも自分たちでしないといけない。
やっと出会えた二人。この二人の組み合わせの「正しさ」という概念を理解してもらう枠組みが世界中のどこにもない。
だから、ここでそれがどういうものかと言うのを表現していく。
誰もにわかる内容じゃないから、わかる人だけに理解してもらえればそれでいいよね。
目の前にはいつも変わらない壁。
二人の使命と、二人が幸せになることの狭間に立ちはだかる大きな壁。
でも、壁の上にはいつも空があるんだ。
空に手が届くなら、壁なんていつだって乗り越えられる。
ありがとう、空
朝の力がみなぎる夜明け、
真上の光が溢れ影を消し去る
寂しさと引き換えに、
毎晩違うシーンで感動させてくれる夕暮
足元の影がやがて宇宙を包み込む
それでも下は向かないよ
無数の光が輝いているんだよ
空の気持ちを受け止めないと
二人は、再会すると決めて、その通り出会えた。
こんなことも、当然想定済み。
空と光がそこにあるなら、それで十分。何もかもがそれで伝えられるから。
想いを空に送るだけ。
解読は来世の二人にお任せしよう。